梅干し(赤しそ入り)完成

なかなか梅雨の明けない関東ですが、そろそろ梅雨が明けそうです。
そんな中、晴れた日を狙ってビンの中で待機中だった梅干たちを土用干しすることにしました。

土用干しは三日三晩干すそうなんですが、いろんな本を見るとまた見解もさまざま。なにがいいのだかわからなくてきます。そんなわけで藤巻あつ子さんの本を見てスタンダードに行き、それでもわからない部分ははお二人のサイトを参考にさせていただきました。
四畳半の住人 四畳半で梅干しを作る
http://homepage2.nifty.com/NG/ume/index.htm
男の趣肴(しゅこう)
http://www.ajiwai.com/otoko/make/beni_fr.htm

どちらの管理人さんもとても丁寧に解説があるのでわかりやすくて参考になりました。こういうことをなさる方たちってホントバイタリティがあってアイデアも駆使なさっていてホント役立つ情報ばかりです。

1日目、晴れ、梅を瓶から取り出してえびらに上げて干します。赤しそと梅酢もビンごと干します。風が強かった日なのであっという間に乾きました。途中で裏返します。夕方に取り込んで梅酢に戻しておきます。陽に当たったので梅酢も梅も色が真っ赤になっています。
 
2日目、晴れ、朝から梅を干します。夕方まで干しておいて夜は夜露に当てるそうですが、にわか雨が怖いので風通しのよい室内で窓を開け放しておきました。
 
3日目、朝は晴れていたので干し始めたのですが、午後に雲ってきたので室内に取り込み。
曇りの日は室内に入れてえびらごと新聞紙などに包んでおいて湿気を感じたら取り替えると繰り返すと干しあがりの状態がよくなるそうで、室内にて待機しておきました。

4日目、天気は最高潮の晴れ。朝から干して夕方に取り込みました。
出来ったらビンに詰めて保管。赤シソは更に干してゆかりにします。
待ちに待った梅干の完成です。
 
土用干しは三日三晩といいますが梅干しの大きさ、状態などにもよるので1日で出来上がるものもあるし、6日かかるときもあるそうです。また食感の好みでからからに乾いたものが好みかやわらかいものが好みなどもあると思います。
干しあがりの目安は干す前の梅の半分の重さ、または皮を指でつかんで薄い皮はつかめるくらいが良いそうです。これも初めてなのでタイミングがわからずにちょっと理解が難しかったですが、最終日にホントに薄皮がつかめたときには感動しました。

今回は梅酢に戻さずに保存をしましたが梅酢に戻して保管する方法もあったりとどれも間違いではないと思いますが初めての場合は情報が余りにも多くて混乱してしまいました。

梅干は半年くらい寝かせておいて美味しくなるそうなのですが、出来上がりを早速味見してみました。
しょっぱくて酸っぱいです。現段階は塩が勝っているようななれていない味です。
この味?売っている調味梅とは違うどこかで食べた味。昔々、ハルばあちゃんが作ってくれた30年後にタッパーから発見されても腐っていなかった梅干しのあの味でした。

梅干しってお店で買うと高いなぁと思っていたのですが、自分で作ってみると手間がとてもかかることがわかります。そして安い梅干ってどうしてできるのだろう?という疑問もわいてきたという新しい発見もあった梅干しつくりでした。