偉大なる、しゅららぼん

気が付けば3月になっていました。春が近いなと感じるような陽だまりの暖かさを感じる昨日、久々に映画を見てきました。

偉大なる、しゅららぼん

万城目学氏の小説の映画化です。
昨年、原作を読んでいてとても面白い内容だったので映画化が決定したニュースを知った時からとても楽しみにしていました。
琵琶湖が舞台になったお話で登場人物がとても個性あふれていて荒唐無稽、不思議ファンタジーいっぱいで楽しい。まさに万城目ワールド全開のお話しです。

映画化のキャストについても私には適役な配役だと思います。
主人公の日出亮介役の岡田将生、日出淡十郎の濱田岳は赤い学ランが見事にハマっていて引き込まれてしまいました。特に濱田岳の若殿ぶりが見事すぎです。
個人的には豪華な三段重ねの日出家のお弁当もっと見たかったです。
そして淡十郎の姉のグレート清子こと日出清子。原作ではでっぷりとしたお姉さんなんですが、深キョンが演じています。これが実にイイんです。白馬に乗って上から目線のドS風味がまさにグレート清子って感じでハマリ役でした。
棗広海役の 渡辺大も目力強く武道家という風味も良く出いてなかなか良かったです。

亮介、淡十郎、棗は皆15歳という設定なんですが、役者さんたちはみーんな20歳超え。棗役の渡辺大なんて29歳なんで違和感ありまくりかと思いきや案外と他のクラスメートの皆さんとなじんでいるのが素晴らしいと妙に感心してしまいました。
藤宮濤子役の貫地谷しほりもとってもハマリ役で天然な風味が出ていてよかったですねぇ。

万城目学ワールド青春ファンタジーの世界観が見事に映像化されていたと思います。
画面を見ていてとっても幸せになる映画でした。春にはぴったりですねぇ。

原作もおススメです。

偉大なる、しゅららぼん

偉大なる、しゅららぼん