古写真の魅力
日本史を再勉強するときに錦絵、浮世絵などはとても参考になります。文献だけで想像したりするよりも絵という視覚できて人物のみならず着物や背景などから暮らしぶりなどが手にとるようにわかるのですね。しかし、絵師の想像力で豊に脚色はされているわけで実際の生きていた人ってどんなかんじだったんかいな?という疑問が湧いてきます。
そんな疑問を持っていたときに出会ったのが古写真です。
幕末に日本にも写真が入ってきて激動の時代を来日していた外人さんが撮ったりまた日本人もたくさん残しています。
当時の写真は湿版という技法でかなり時間がかかったし、「写真を撮ると魂を抜かれる」なんていう迷信もささやかれていました。自分の姿が写真に残るなんていうのは当時の人にから見れば魔法のように思われたことでしょう。
古写真は外国人のお土産などにも海外に出たそうで、エキゾチックな日本人の生きる姿は人気を博したようです。
図書館でみつけたのが↓の二冊の本なのですが、見ているだけ幕末、明治初期の様子がわかってとても面白かったです。
こういう本は価格も高価になりますので、図書館で借りてくるのがおススメです。最寄の図書館になくても埼玉県上尾市立図書館は他の埼玉県の図書館と提携していてくれて県立図書館、市立図書館にお目当ての本があれば捜索願いを出してくれるのですよ!本当にありがたいシステムです。浮世絵の本を捜索願出したときは久喜県立図書館から原寸大の豪華本が来てびっくりしながらも拝見いたしました。
- 作者: 平井聖,小沢健志
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2000/10
- メディア: 大型本
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私にとって身近な川越城も今は存在していませんし、古河城もお堀があるだけです。写真も鮮明に写っていてこういう記録が残っていて本当に良かったなと思います。
- 作者: 児玉幸多
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印象に残ったのは女性達がとても美しいのですね。日本の美です。浮世絵などで描かれた女性達のモデルはこんな感じだったのなと想像を膨らませてしまいました。
また宿場町の様子も大変興味深くこちらも北斎、広重の浮世絵と見比べるととても面白いです。
幕末の歴史に残る方々はかなり多くの写真を残していますが、新撰組の沖田総司は美男子といわれていますが写真が一枚も残っていません。
昨年、姉のミツさんのお孫さんを元にして描かれた肖像画をネットでみつけたのですが↓
http://makotoan.hp.infoseek.co.jp/character/souji.htm
燃えよ剣などで作り上げてきた薄命の天才剣士のイメージがぁぁぁorz
パタリロっすか?
沖田総司に関しては心のイメージでとどめておきたいものです。