妖怪を信じる心
こどもの頃から妖怪が好きでした。水木しげる先生のあやかし英才教育を受けて「妖怪大図鑑」なんかを日がな一日見ていたものです。
ヘタレなんで「しょうけら」が覗いているんじゃないかとかね、「いっぽんだたら」が出てくるんじゃないかとか、「火車」が迎えにくるんじゃないかとどこもかしこもデンジャーゾーン。トイレに言ったって油断できません。頑張り入道いるかもしれない。お風呂に入っていたら「あかなめ」がいるんでないかともう絵が記憶に残ってしまって夜に思い出してしまって親をたたき起こして怒られたもんです。でもお化けのポストはどこにあるかいなーと鬼太郎に会えたら嬉しいなと思っていました。
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水木しげる先生の妖怪は怖いのだけれどもどこか人間くさいところがあってすごく好きなのです。妖怪の町堺にいつか行ってみたいもんです。妖怪ロードを下駄はいて歩いてみたいです。
小学生低学年の甥っ子がいるのですが、やはり妖怪が大好きなんですねー。ゲゲゲの鬼太郎のマンガから入っていってやっぱり妖怪大百科買って熱く妖怪の話をしてくれます。
こういうファンタジー夢の心というのはいつまでも持って欲しいと思います。妖怪はいるの?と聞かれたら「いるよ」って答えています。夢の時代の頃にはたくさん夢を膨らませたほうが良いと思います。
ファンタジーの心、空想力というのは小さな頃にたくさん作っておくと大人になってもいろんなものを見るときにも柔軟な心でいられるからです。
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今年の夏にDVDで「妖怪大戦争」を見たのですが、とても面白かったです。河童やからかさ、ろくろ首などがバビロニアの妖怪ダイモンと立ち向かうという話。水木しげる先生の描く妖怪が絵の中から飛び出してきたような感じでした。
ラストに妖怪が朝になりかえってゆくシーンは烏山石燕の妖怪百鬼夜行そのままの幻想的な場面でした。
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ホラー映画もいいのですがこういう映画もとても良いんですよね。甥っ子には熱くこの映画は推奨したいと思います。小学生あたりだと凄く興味を持ってくれるのが妖怪好きとしては嬉しいです。