南極料理人

冬はレンタルDVDばかり見ている気がします。やっぱり寒いからでしょうか。
レンタルDVDを借りてくると本編に入る前にかなりの長さの他の作品紹介があります。大抵は長すぎて飽きてきてしまうのですが、たまにぼけーっと見てしまうことがあり、そんな紹介を見てまたレンタルしてくるってことがあります。
このDVDもそんな作品紹介で知りました。

南極料理人 [DVD]

南極料理人 [DVD]

日本からはるかかなた極寒の地、南極の昭和基地より更に先のドームふじ観測拠点に越冬隊員として任命された8人の男たちの生活が描かれています。
主人公は料理担当の西村(堺雅人)。南極という特殊な状況の中でいろんな工夫、アイデアをもって毎日の食事を作っていましたが、南極って何でも冷凍されてしまうし、沸点も85度と低いためインスタントラーメンに芯が残ってしまったりと苦労も耐えないそーな。炊飯器も圧力釜のようになっていましたっけ。
そんな中でも、人々が生き続けるには毎日食事をするわけで、毎日がその繰り返しなんですがそこに楽しみを見つけると凄く毎日が生き生きしてくるのですねぇ。
食事以外にも南極という外は雪雪雪という閉ざされた世界では、楽しみをみつけたほうがもう勝ちってことで、各隊員いろんなアイデアや工夫をしていました。
日本に帰ってきてしまえばきっと何でもないことなんだろうけれど、水の大切さやらいろんなことを知るのですね。
隊員たちの生活を見ていると、物がありふれた生活よりも無い中でそこから何かを作り出したり、代用したりして自ら作り出す生活というのは実に達成感があって楽しいものなのだなということに気づかされます。

そして、もうひとつ気づかされること。劇中に出てくる料理がどれもこれも美味そう!
妙にお腹がすく映画でした。

この作品は「面白南極料理人」という原作本から作られたと知り、こちらも早速読んでみました。

面白南極料理人 (新潮文庫)

面白南極料理人 (新潮文庫)

映画も面白かったですが、こちらも面白かったです。