その1 カッパ狛犬

先週の10月14.15日は川越まつりでした。昨日、午後に時間が出来たので車でそんな宴の後の川越に行ってきました。川越まつりは川越氷川神社の祭礼なのです。

まずついたのが川越氷川神社、やたら人が多い。そうだ、今日は大安でした。本殿の拝殿に参拝をして境内右脇にある柿本人麻呂神社に向かいます。夕方になると前の柵を閉めてしまうので今日は間に合いました。
川越氷川神社のカッパ狛犬
右 阿 良く見ると舌を出してます
 

左 吽
  

この二匹の狛犬君は頭が陥没してまさに窪みがあって頭蓋骨陥没なんですが、今夏に遠野に赴いたときに見てきた常堅寺のカッパ狛犬もやはり頭蓋骨陥没型だったのですね。そして、現地に行って知ったのですが、狛犬は一対。両方とも頭蓋骨陥没型で雑誌やガイドブックなどで出るカッパ狛犬は右側の狛犬ばかりだったのです。右と左で比べると右の方が建立も新しいようできれいですし形もかっこよいです。

遠野の常堅寺のカッパ狛犬
右 阿
 
左 吽
 

比べて左は目がでているしなんかかっこ悪い。そんなわけで余り取り上げられなかったようです。しかーし、わたしにとってはこの不細工な左側を見てどこかなつかしさを感じたのです。そうです、この埼玉の川越にある氷川神社狛犬と非常に系統が似ていたからなんですね。目の作り方や表情が似ているなぁと思うのですがいかがでしょうか?

川越にも沼があるのでカッパ伝説があるのではないかと思われますが未確認です。狛犬の頭のてっぺんがへこんでいるものというのは遠野が余りにも有名ですがカッパ伝説と神社の存在は全国いたるところにあります。他の地域にもまだたくさんあるのかも知れないですね。もしかしたら、この陥没部分の実はカッパのお水の皿ではなくて別の意味があるのかもしれません。

それといつも思うのですが、陥没部分の窪みにお賽銭が入っています。頭蓋骨陥没狛犬のくぼみにはお賽銭を思わず入れてしまうのは日本人のDNAなんでしょうか?