仙波東照宮特別公開と三十六歌仙額公開
川越では市制施行90周年を記念して特別展示が目白押しです。埼玉新聞で喜多院となりの仙波東照宮も特別拝観が行われるとの記事を見て、水曜日に行ってきました。
昨日の雨から一転してからの晴天です。やはり秋晴れは心地よいですねぇ。
喜田院につきました。
客殿、書院、庫裏の見学をしてきました。そうそう入り口にこんな看板が。平成26年8月まで屋根の吹き替えと耐震補強工事に入るそうです。
庭を見てみると、秋の庭が紅葉を始めています。盛りは下旬ころでしょうか。
五百羅漢さんも見てきました。
しかしまぁいつみても皆さんったらいい表情w
境内では菊まつりも開催中していました。
東照宮へ向かいます。
特別拝観なので受付にて拝観料300円を納めて階段を登ります。
拝殿前にはたくさんの人が。ボランティアガイドの方が東照宮のいわれを説明してくれます。
仙波東照宮は拝殿、幣殿、本殿というつくりになっています。
今回は普段入れない幣殿に入ることできました。幣殿内でもボランティアガイドの説明がありこのガイドさんの話が面白くて聞きいってしまいました。
幣殿内には複製ですが岩佐又兵衛の三十六歌仙額が飾ってあり、拝殿には狩野探幽、鷹絵額が飾ってありました。
仙波東照宮を見学した後は川越市立美術館に向かいます。
こちらも市制施行90周年を記念して特別展示が開催されています。
お隣の博物館前に立体鳥獣戯画発見。
美術館では「小江戸川越 江戸絵〜職人尽絵と三十六歌仙額」と題して展覧会を行っていました。
まずは、東照宮内に飾ってあった狩野探幽の鷹絵図、見事な鷹の意匠は眼光鋭い鷹に描いています。狩野派のリアルさですねぇ。
そしていよいよ、お待ちかねの岩佐又兵衛の三十六歌仙額です。
艶やかな歌仙額は圧巻でしばし見とれてしまいました。
どちらも保存状態も良く色鮮やかです。画像はお隣の博物館にて買った絵葉書からです。
思えば4年前にNHK教育の日曜美術館で岩佐又兵衛を知り、見たいと熱望していてからやっとのご対面。本当にいい機会に来ることができました。感激です。
三十六歌仙の額絵は狩野探幽作のものとの見比べ展示などもありとても面白く見ごたえがありました。いろんな神社に三十六歌仙の額絵はあるのですね。