杉山清貴アコースティック・ソロ・ツアー

9月28日に東京、こまばエミナースで行われた杉山清貴ライヴに友人と二人で行ってきました。

6年半前から行われているアコースティックギター1本で杉山清貴が弾き語りをするというツアーなんですが、昨年も聴きに行っていて今年で2回目になります。
全盛期の大きな会場でのコンサートもほとんど行っていますが、500人ほどの観客のスペースでトーク交えての弾き語りっていうのは肩に力が入っていなくてとても好きなスタイルで気に行ってしまいました。杉山さん本人も気にいっているようです。
二時間以上を一人で繋ぐっていうことで、なぜか途中にはトイレ休憩もあり、観客にも優しいほのぼのライブなんです。トイレ休憩の間にも杉山さんはステージでトークをしております。
この日はポプコンの話をしていました。松井五郎さんもポプコンにエントリーしていて、その頃から作詞はずば抜けてウマかったというエピソードを披露。きゅうてぃぱんちょすの三回目のポプコン参加曲は「乗り遅れた747」これが松井五郎/作詞、杉山清貴/作曲なのです。一度これ聴いてみたいんですよねー。

この日歌った曲はソロになって20周年ということで杉山さんの思い入れのある曲をセレクトしたとか。
オープニングはファーストアルバム「beyond」から♪イリュージョンを消した夜。おお懐かしいなーと感慨にふけっていると、おや?ワンコーラスで中断ギターの配線がおかしくて音が飛んでいたそーな。というわけで二度美味しい(笑)オープニングを二回聴くことができました。

この日の曲目はまいきーさんhttp://d.hatena.ne.jp/m-montemayer/20060916の行かれた熊本公演とほぼ同じ曲目で、アンコールがLivin'in a ParadiseとThe dreamでした。
正直言って、HARVEST STORY(1997年) 以降CDを買わなくなってしまい、ファンクラブもこれを機に脱退してしまっていて、昨年のアコースティックライヴに行くまで会場まで足を運ぶことがなく、またアルバムを買うということもしてませんでした。
私の中で杉山清貴&オメガトライブからソロになり、97年までの杉山清貴サウンドで完全に凍結してしまっていたのです。

そんな、わけで今回のライブでも知らない曲がかなりあったんですが、それはそれで素敵な曲だと素直に思えて凍結していた時間がまた動き出しました。うーん進化している杉山清貴、リアルタイムの杉山清貴もいいぞと。
Wishing Your Loveはお久しぶりに林哲司氏と組んでの曲だとか。昔の曲ではなくて今の曲を作ろうというコンセプトで2002年に発表されたそうですが、これがなかなか、大人のサウンドで心地良いのです。いい意味で丸くて優しいんですね。

考えてみれば、杉山さんの声もデビュー当時から変わっています。細くて中世的な歌声から音域と声量がかなり上がっているから、弾き語りだと尚更、魂、ソウルが伝わるのだと思いました。この人の歌声の透明感っていうのは天性の賜物ですね。ほんとに良く伸びてきれいな歌声だといつも思います。
たしか今年で47歳ですか?いい意味で肩の力の入らない、夏の歌をさりげなく歌う杉山さんはとっても素敵でした。

来年2月には中野サンプラザなど全国7ヶ所でコンサートツアーあるそうなんで、久々に大きなホールコンサートにも期待をしてしまいます。

そうそう、10月1日(日)にテレビ東京(夜10時54分から11時24分まで)の「音遊人」という音楽番組に杉山さんが出演されるそうです。
今回の、アコースティックライヴの様子なども放映されるとご本人が宣伝しておられていましたので興味のある方は是非ごらんになってみてください。