谷中商店街、後藤の飴

子供の頃に好きだったのがニッキ飴です。
ばぁちゃんがよく与えてくれた思い出があります。ニッキ、肉桂というとなんだか古臭いような気もするし、年寄りくさいような怪しい漢方の雰囲気もあります。そんなところが刺激的な味わいをイメージさせてくれます。

思い返すと高校生くらいになってアップルパイに入っているシナモンはニッキと同じだと気がつきました。シナモンティー、カプチーノ、などなどお洒落な雰囲気なものに変化してました。そして何年か前には恐怖の激甘パン「シナボン」というシナモンロールの最強版がアメリカから日本に上陸してこれでもかという砂糖のアイシリングと強烈なシナモンの香りでショッピングセンターを包み込みました。シナボンも今やアクアシティお台場のみになってしまいましたね。アイシリングドーナツが今大ブームですからシナボンはちょっと早すぎたのかもなぁ・・・。

そんな黒船シナモン勢力に席巻されて包囲されながらも、長くリピーターやヘビーユーザーに愛されて受け続いているのが日本の誇るニッキ飴なのです。大和魂ここにありってな感じです。ニッキ飴をいろいろ食べ比べてくると砂糖味ばかりでニッキの味が余りしなかったりするものも多く出会います。そんな中で最近、知ったのが東京谷中に最強ニッキ飴が存在するとの情報。先日、都内に出る用事があったので行ってきました。

夜の谷中商店街、夕焼けは沈みましたが夕焼けだんだんから撮影。
猫たちは寒いのか見事に膨らんでます。

商店街の一番初めに見えるのがここ「後藤の飴」さんです。
ゆうやけだんだんから

入り口 たくさんの飴や和菓子があります。


これが噂のニッキ飴、315円です。

黒い色がニッキの含有の高さを物語っています。
ポップにも辛いですと書いてあります。

開けてみます。ニッキの香りが強いです。大きな飴を作ってご主人が一個一個かちわって袋詰めしてあります。
ということでいただきまーす

口いっぱいに広がるニッキの香り、そして辛い刺激がたまらないです。
ニッキの味と香りが舐めきるまで続いていました。
これは病みつきになりそうな味、まさに最強ニッキ飴です。美味しかった!

この刺激は禁煙中にも効果がありそうです。
カフェインやミントとは違ったジャパニーズハーブの威力をお試しあれ。