伊豆半島旅行その1 伊豆極楽苑、東福寺

12月16日、17日に1泊2日で駆け足の伊豆旅行に行ってきました。
師走に伊豆方面に行くのは今年で3回目になります。今では我が家の恒例行事になっているような。
朝5時半に狭山市の自宅を出て西武新宿線小江戸号にのり、東京駅からは新幹線こだまに乗ります。
    
 
三島駅についたら伊豆箱根鉄道に乗ります。昨年も乗りましたがこの電車のローカルなのどかさはとても心地よいです。
  
ゆらゆら揺れて終点の修善寺に到着。
 
ココからはレンタカーを借りて伊豆を回ります。
まずは、目指したのは伊豆極楽苑さん。
公式HP→  http://izu-gokurakuen.com/

昨年から一年ぶりの来訪になります。
2010-12-19 - monksiiru(もんくしーる)の日記
鬼さんたちも変わらずお出迎えしてくれました。ここに来るとなんだか落ち着いてほっとするのですねぇ。とても素敵な空間なんです。

一年ぶりの地獄極楽巡りの開始です。
 
 
 
 
地獄の世界の展示はいくつかリニューアルされていました。

もちろん、一年の懺悔を込めて閻魔様にも謁見して、懺悔をばして参りました。

館長の青鬼丸さんと奥様とも一年ぶりの再会も出来てとても楽しい時を過ごしました。

伊豆極楽苑さんでこの後は西伊豆方面に向かうことを話すと西伊豆町にある東福寺に五百羅漢さんがあるとの情報をいただいたので急遽向かってみることにしました。
山道を走って土肥温泉を越えて海の絶景を見ながら西伊豆町へ。1時間ほどで東福寺に到着。
 
真言宗のお寺で、伊豆八十八番霊場の八十三番札所だそうです。
http://www.mapple.net/spots/G02200040901.htm

声をかけると奥様が出てきてくださり、本堂に入れていただきました。
そこにあったのは、天井に広がる立体の極彩色の世界。
今にも踊り出てきそうな八方にらみの龍。
そして回りをぐるりと囲んだ五百羅漢様。

作者は田村利光、大正時代に檀家さんに依頼を受けて4年8ヶ月の歳月をかけてたった一人で作り上げたそうです。
材料は漆喰です。鏝絵ともいいますね。鏝絵だと入江長八が有名ですが、田村利光は大正時代の人でより一層、抜き出てくるような立体的な造形で作っているそうです。

寝転がって見てくださいと声をかけていただいたので畳に寝転がるとこれがまた素晴らしかったです。

伊豆極楽苑さんの地獄造形といい、田村利光の五百羅漢といい、作り手の魂がこめられている造形はついつい見とれて時を忘れてしまいます。
造形、作品そのものに命が宿るようで見るものを飽きさせないのですね。

                                  つづく