「ガラクタ捨てれば自分が見える」そしてハッピーになれる!


ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 (小学館文庫)

ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 (小学館文庫)

過去の私はストックおたくでした。なんでも取っておくタイプで、しかも捨てられない、家の押入れには「いつか使うもの」「過去の思い出のもの」などがダンボールにぎっしり入っていて常にものはいっぱい、更に新しいものは増えるという状態でした。幸か不幸か荷物がそとにはみ出さないので自分では片付け上手と勝手に勘違いしていたのです。

引越しを何回かしているのですが、その度にものは処分はしていたつもりだったのですけれど・・・私はガラクタを半分背負って引越ししていたようです。

世には収納上手の本がたくさんあるのですが、どうも苦手です。収納術ってものは減らさないから取り出しにくくしてしまって出すまでの工程が多いから結局めんどうになってしまうんですね。だから奥のほうにおいたもの出しにくいものは必然的に使わない生活になっていってました。

一昨年の夏なんですが、なんとなしにああ片付けしないとなーという漠然な思いのときにこのカレンの「ガラクタ捨てれば自分が見える」というタイトルを書店で見てタイトル買いしました。読んでみてガラクタを処分するという方法を知り、そして、一念発起して今までためたガラクタを処分をはじめてみました。いやー捨てるものが押入れにたっくさんあって我ながら笑ってしまいました。

思いつくものだけでも
○10年以上前の洋服(DCブランドで高かったという理由でも一回も着てない)
○大きなオーディオデッキ(ダンボールに入れっぱなし配線してない)
○箪笥
○貰った服(親戚が服飾系の仕事しているのでお下がりがたっくさん)
○かびる寸前のぬいぐるみ
○大昔に貰った手紙
ボディーボード(10年間ついぞやったことない)
○自転車(そのまま放置さびていた)
○テレビ(予備ように昔のをとっておいた)

などなど他にもありましたがかなりの量が発掘されました・・・これを思い切ってガラクタとして処分したわけです。オークションなどに出そうかとも考えたのですがまず空間を空けることが先決と思い毎日毎日捨て続けました。時間はかかりましたが押入れに空間が出来てとても快適になりました。

カレンさんの本によるとガラクタを処分してスペースクリアニングすると良い事が起こるという話でしたが?
ハイ!ありました。うちの兄貴(しゃれにならんくらいモテない奴ですorz)がガラクタを処分した後に彼女が出来て結婚が決まりました!まさにミラクルです。

昨年には第二回のガラクタ処分をまた行いました。

このときは自分の過去に対する処分になりました。

○元旦那との結婚式のときの写真などたっくさんダンボール一個分(未練ではなくて写真が高かったからもったいないというせっこい理由です。今思えば我ながら馬鹿です)
○習っていた絵の教科書やそのほかの教材(もう他の趣味に変えたのにいつか使うかもと)
○車(私にはでかすぎてもてあまし気味になってました)

などを処分したら?ハッピーなことに今の快適な部屋がすぐに見つかったんです。実家から引越しをしたかったのでなんかないかなーと探していたらなんと3日で見つかりました。
そして車については知り合いの車屋さんから私の許容にあった小回りの効く小さな車を破格の値段で購入することが出来たのです!

今の部屋はとても居心地の良い空間です。必要なものに囲まれて全てのものが取り出しやすくてまた空間もあります。
自分の最大の過去とのお別れ(結婚式のもの)もきちんとできたことによって、処分した日を堺にとても前向きに生きてゆけるようになったのが一番の大きな収穫、ハッピーだと思っています。

そうそう、今部屋に飾ってある絵はシャガールの「ダンス」という絵です。シャガールが最愛の妻ベラをなくし、その後に再婚をしたときの幸せな気持ちを表現した絵です。
実は最近、由来を画集を見て知りました。何年か前に上野で行われたシャガール展で本物を見て気に入ってしまい、思わず買い求めたポスターなんですが、今回の引越しを機に押入れに眠っていたのをたまたま見つけて飾ったものなのです。

実家にいたときに飾っていたのはハワイのキラウェア火山の女神ペレの絵だったんですね。火山と溶岩の怒りの女神・・・あの頃は確かに攻撃的でまさにそんな強い怒りを表していたのかなと思います。今の絵は見ているだけでも穏やかで幸せな気持ちになれるんです。確かに怒りというのはあまりおこりません。そしてよく言われるのがとても穏やかになって優しい雰囲気になったと、以前はトゲトゲしく一人で頑張ってますからほっといてよ!という感じで皆さんを心配させていたようです。
私の場合だけかもしれませんが飾る絵にその時の心が映しだされている気がします。