プルシアンブルーの肖像

カーナビがついたのでてこてことマーチ君を走らせて慣らし運転をしております。
いきつけのBOOK OFF南中野店までナビさんの案内で入って参りました。

店内のCDコーナー見たのですが、お目当てのものがなくて帰ろうかなーと思いつつレジ前の100円コーナーをちょいと漁ってみることに。
売れすぎてブームが終わってしまったもの流通が出すぎてしまい、一過性のお宝達が眠る幽霊船のようなコーナーなんですが、ツボに入る場合があるんですよね。
とごそごそやっていたら発見しました。

プルシアンブルーの肖像

プルシアンブルーの肖像

100円でいいんですか?マジですか?
このサウンドトラックはタイトルにもなった「プルシアンブルーの肖像」や名曲「青空」「ゆびきり」など他には安全地帯のメンバーが各自作曲したインストが入っていたりと凄くいいアルバムなんですよ。ファンの中でも評価が高いものです。安全地帯のシングル曲でも「プルシアンブルーの肖像」は大好きな曲なのです。これだけでも100円以上の価値ありです。

安全地帯はBOOK OFFで他のアルバムは1000円以上を常にキープしているし、なおかつ出回らないので(LP時代にリリースが多いからとファンが大事にコンプリートしていると思われます)この扱いは酷いなーと思いつつもこころで感謝の手を合わせてしまいました。感謝感謝

このアルバムはサウンドトラックで同名の映画が公開されています。その中で使われました。

プルシアンブルーの肖像 [DVD]

プルシアンブルーの肖像 [DVD]

1986年に公開。作詞家の松井五郎氏原案で製作されました。

初恋の少女と死別して以来言葉を失った男の中に、もう一人の別な人格が生まれる。男は長じて、かつて少女が死んだ小学校に用務員として働くことになった。やがて、その小学校で奇妙な事件が起き始める……。玉置浩二の怪演が話題になった。

結末まで知りたい人は↓をどうぞ。
http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=each&id=17714&full=1#staff
そしてこの映画を観られた方の書評、これはウケタ・・・・貴重な写真が満載!そして素晴らしいレビューの猫パンチさんの“社会の窓からこんにちは” ↓
プルシアンブルーの肖像◇少女を襲う大人たち。 | 社会の窓からこんにちわ
私はこれ読んで笑い死にしそうになりました。

しかし、当時見てもなんか不思議な映画だと思っていましたが、やはり不思議な映画です。

今は素敵な女優さんになっている当時の間違いなくナンバー1天才子役、美少女の高橋かおりちゃん主演の小学校で起るミステリーホラー映画なのです。ちょっと早すぎた学校の怪談ぽいかなと?いう風味ですね。磯崎亜希子ちゃんといい美少女がたくさん。
そして、その小学校にいる心を閉ざしたしゃべれない用務員さんの役になんと、玉置浩二
こんな用務員さんいたら子供泣くだろうっていうくらい挙動不審の変質者チックがいい感じです。更にクライマックスでは特殊メイクで頑張っています。これが玉置さんの初出演、主演映画だそうです。この頃の玉置さんは一体何を目指していたのだろうか?何を表現したかったのだろうか?と不思議に思うのですが、劇中の曲は秀逸の出来なんです。こっちの仕事はきっちりとしているところがまた可笑しくて(失礼・・・)素晴らしいのです。

ハイ、正直に告白しましょう。
公開当時、私は映画館に見に行きました。パンフレットも買いました。夏休みの公開だったと思います。
同時上映はたしか、チェッカーズの「Song for U.S.A」だったので、チェッカーズ目当てで見に来ていた女子高生の方々は「ドン引き」しておりましたよ。先の上映がプルシアンブルーの肖像ですからこれみないとチェッカーズ見れませんから結局見ちゃうということでみんな真剣に見てました(笑)チェッカーズファンの人には美少女追い掛け回す、ホラーでサイコな玉置浩二っていう誤解を植えつけてしまったらしいです(友人談)

ちょっと説明不測で理解しずらい部分もあるのですが、実は好きな映画だったりします。幻想的な雰囲気がゴシックぽさをかもし出しているからかもしれません。

この映画の撮影中にテレビに安全地帯の出演が何回かありました。役柄でヒゲをはやして化粧をしている玉置さん、表現するならば。http://listenbar.blog65.fc2.com/のしげぞうさん曰く

>それにしてもこの映像における玉置サンの風貌
>何だか長期入院中の病院から勝手に抜け出してきたようなそんな顔してませ>ん?  思わず、「だ、だ、だいじょうぶデスカ?」と言いたくなります

病み上がりの玉置さん見たい方はしげぞうさんのページへにあるyoutubeへGO!凄いレア映像です。どうぞ、心配してあげてください(笑)
↓この日の記事からどうぞ。
http://listenbar.blog65.fc2.com/blog-entry-116.html#comment_list