トラック野郎
昨年のお正月は、天知茂演じる明智探偵シリーズのDVD三昧で年末年始を過ごしてきたわけですが、今年もやっぱりDVD三昧をしておりました。
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そんなわけで、近所のTUTAYAに行ってみたらありました。やったー!
借りれるだけ借りてひたすら見ると、もう、面白いったらありゃしない。
菅原文太演じる桃さんこと星桃次郎とキンキン演じる、やもめのジョナサンの掛け合いがもう見事なテンポで痛快で最高です。
勝負を挑んでくるライバルたちも黒沢年男、若山富三郎、ジョーズ軍団のサニー千葉や土佐犬の原田大二郎などなどみんなかっこいい。
ちょこちょこと出てくる出演者もつわもの揃いで目が離せません。由利徹とか、鶴光やらあき竹城とか、樹木希林とかね皆個性的でイイ味出してます。
そして、そんな馬鹿馬鹿しさの中にホロリと泣かせる場面もあってオチは桃さんがマドンナに振られるっていうのがわかっていても全くあきない内容。
最終場面で出てくる大事な荷物や人を運ぶときの警察との攻防やそれを妨害して一番星号を通過させるトラック野郎たちの友情も感動もので「桃さんがんばれ!」と応援しながら見入ってしまいました。
デコトラに乗って全国ご当地を巡るロードムービーは70年代の様子が満載でこれもいいです。特にトラック野郎が集まる、ドライブインや大きな食堂がなんだかホントに懐かしい雰囲気で昭和生まれにはたまりません。最近はこういう場所ってないですよね。
シリーズには必ず毎回、美しいマドンナがたくさん出てくるのですがこの映画のマドンナといえば、やっぱりジョナサンの母ちゃん君江役の春川ますみに尽きると思います。
10人の子沢山て設定がまずスゴイw
ジョナサンが病気になればハンドルも握る肝ったま母ちゃん。義理人情にも厚くて余りの愛らしさに萌えまくってしまいました。
この映画の中には昭和の時代の古きよき人々の助け合いとか人情がたっぷり盛り込まれているのですよねぇ。
多分、子供の頃にテレビで良く放映をしていたので見た記憶はあるのです。実際に映画館には行ったことはないです。でも、すごーくよく覚えています。子供でもわかる内容で面白かったから。
ちなみに夏場に大きな金たらいに素麺が入っているを見ると「ジョナサン家の晩飯だ」と私は刷り込まれておりましたw
トラック野郎ってストーリー展開は寅さんと似ているのですが、寅さんはあくまでも品性があります。しかしこっちはダークサイド寅さんwお色気シーンありありの徹底的に「俗」にこだわっているのがイイ。子供が見てもめちゃくちゃ面白かったですもんね。
こういう映画って今ホントないですよぇ。大衆娯楽ここに極めりという最高の作品シリーズです。
テーマ曲も名曲ですね。